コーポレートサイトリニューアルへの道 Vol.5 めでたくローンチ、物語は続く。~悶絶コンテンツ制作フェーズの始まりはじまり
阿部 晴佳
はじめに
前回の更新から日が開いてしまいましたが、生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
今回のブログは、コーポレートサイトリニューアルの経緯から苦悩、我々の想いを形にしてくれたパートナーとの対談をシリーズでお送りいたします。
✓ Vol.1 よし、やっぱコーポレートサイトをリニューアルしよう!
✓ Vol.2 初期企画フェーズの苦悩
✓ Vol.3 協力会社選定:ない袖は振らない勇者
✓ Vol.4 協力会社選定:おびえる戦士
Vol.5 めでたくローンチ、物語は続く。~悶絶コンテンツ制作フェーズの始まりはじまり
本シリーズもようやく最終回です。
Vol.5 となる今回は「めでたくローンチ、物語は続く。〜 悶絶コンテンツ制作フェーズの幕明け〜」というテーマでお送りいたします。
第8章:覚醒、そしてラーメンへの昇華
Abe:Vol.4 協力会社選定:おびえる戦士の第6章:戦略会議でも触れた提案時のデザインの印象は「かっこいい、けど猿人らしくない。」だった訳なのですが、「じゃあ、猿人らしさとは?」となりますよね。
提案を経て改めてデザインイメージのすり合わせをしていく中でいくつかイメージのデザインを上げていただき、そこで「色数を抑える」「デジタル過ぎない」といった全体のデザインコンセプトの方向性が出てきたと認識しています。
そこから最終的にラーメンにたどり着くまで、当初の予定よりだいぶ時間をかけて議論させていただいた認識ですが、
─── 最初の提案のデザインから猿人らしらの表現に持って行くまでに猿人からの要望をどうイメージに落としていかれたのでしょうか?
Kondo san:ちょっと今日の会に臨む前に思い出す意味でちょっと変遷まとめようと思って。
全部最初からのやつちょっとまとめたので画面共有してもいいですか?
一同:すご。
補足※便宜上、お見せすることができないので感嘆のみで失礼いたします
Kondo san:これを見ると、すごく試行錯誤してた痕跡が見えて。笑
最初の提案時のデザインコンセプトは、猿人の「アクティブなイメージ」や「柔軟性・行動力」をヒントに写真をランダムにレイアウトするデザインとサイト全体でかなり余白を設けたデザインを提示させていただきました。
Urabe san:Kondo sanに頂いた通り、提案時はこれらのイメージを動画やパララックスを使用して表現しつつ、ブランドカラーをキーとして強調していくデザインを提案しました。
そのフィードバックとして、もっと個性を打ち出したり、パッと見た時のパンチが重要といただき、一般的なコーポレートサイトの打ち出し方と違ったアプローチが必要だと感じました。
ここで表現手法の可能性が瞬間的に開かれたと記憶しています。
3回目のミーティングの中で大きく3つの方向性として「アナログで温かみがある」「シンプル」かつ「丸投げ」というキーワードがあがりました。
僕の方では、いま新しく動いているサイトの方で挙げているような雑誌調な雰囲気のウェブサイトをピックアップし、JBNさんからは、KVの打ち出しからして全く異なる表現手法でイラスト案をベースにイメージをあげていただいていました。
Kondo san:猿人のクライアントから「丸投げ」としてあがってくる声をタイポグラフィーとして猿人ロゴを表現するビジュアル、色数を押さえた映画のポスター的なデザイン、ハンバーガーを使ったタイポグラフィー、めっちゃでっかいボールを受け止めるイメージなど複数出したタイミングですね。
Abe:はじめポスター的なデザインを個人的にはすごいいいな(かっこいい)と思っており、逆にタイポグラフィーのところはそんなにピンと来てなかったのを覚えています。
Urabe san:この時は、イラストを利用したデザインの可能性に向いていたタイミングであったと認識しています。
Kondo san:この後、猿人さんからラーメンのイラストとスロット案が出てきて、チャットでは「ラーメン屋のサイトに見えるくらいの奇抜さが欲しい」っていただいて、その瞬間に浦辺さんじゃないですけど、個人的に焦った記憶があります。笑
僕らは、ここからラーメンに昇華された部分の背景は分かっていなかったのでそれも気になります。
Urabe san:そうですね。笑
猿人さんから「この案いいかもしれない」といただいたのが、自分たちの想像の斜め上をいっていて「お!?なるほど・・そこにピボットするんですね」となりましたね。
Abe:あー!そうでしたね。
いただいたイラストイメージをどう昇華させるか悩んでいた際にこのラーメンのイラストを見つけたんです。
それでハンバーガーが違うというより、ラーメンのほうが近いのかもなと思って、ほんとうにそのくらいのテンションで土谷さんに伝えました。
Tsuchiya:そうか、そこはわかんないですよね。笑
ハンバーガーがインスピレーションだったかどうか、僕もちょっと覚えてないんですけど。笑
旧コーポレートサイトのトップに猿人について「IT業界のマーケティングサポートをやってきた中で得た知見、ノウハウが猿人の強みである」みたいなことを謳っていたと思います。
これをうまくデザインに混ぜられないかな、とは思っていました。
またロジックで考えている部分から飛躍したいと思っていたので、「なんでそれなの?」みたいな要素を入れたかったんです。
(猿人から)スロットマシンの案も出していたと思うのですが、あの案は「これはこうだから、こうなる」みたいな形でスロットにいろんな施策が入っていき、じゃらじゃらと出てくるコインをリードに見立てた表現だったのですがなんだか説明臭くなってしまい、ちょっと違う気がしていました。
で、行きついたのが「ワンシンボルでメタファー」でした。
ここにたどり着くにはどうしたらいいのかを考えていた時に何となくラーメン屋に入って、注文ボタンを押すときの「全部盛り」のボタンを思い出したんです。
たとえばノウハウは、ミシュランを取ってるようなラーメン屋の透き通ったスープで、トッピングは商材の幅やコンテンツ、そしてそれらの全部盛り。
ここでストーリーができたと思いました。
補足※詳細は、後日サイドストーリーにてお届け予定!
Urabe san:3回目のミーティングでご提示した案をもとにしたディスカッションがあり、翌週のミーティングでいきなりラーメンをファーストビジュアルの全面に出したデザインをJBNさんが用意してくださり、その時の議論でラーメン二郎ではなく、ミシュランを取るラーメンという話が出てきていましたね。
Kondo san:ラーメン案をもらった後に猿人さんの特徴・性質として「ユニークさ」、独特という意味ではなく「唯一の存在」というのを意識しているのではないかという話を社内でした記憶があります。
そこから「ブルータリズム」という奇抜さととにかく自由な色遣いのウェブデザインの方向性が出てきて、初稿のラーメンデザインがでてきました。
ここからもう一段階掘り下げたのが、ミシュランを取るラーメンでした。
これを経て、いまのデザインの原型に近いこのデザインに行きつきました。
Tsuchiya:「できたて熱々、最短でお届け」これだとほんとにもうラーメンですね、完全に。
一同:爆笑
Tsuchiya:みなさんからたくさんのアイデアを出していただいたからこそ頭を動かせた部分はすごくあります。
頭だけでなく、心も動かされたという感じですかね。
たぶん、ここは阿部もどうすればいいのか悩んでいた部分だと思います。
Abe:そうですね。
ご提案いただいたイメージ/デザインがイラストベースのものから写実的なものまですごく幅が広がっていったので当時はすごく悩みました。
ただいろんな案をいただいたからこそ、それらが相互に組み合わさってこのデザインに行きついたのだと思います。
Kondo san:ここは迷いましたね。
シンプルで素材を生かすことを考えると、ベースがラーメンのビジュアルだと相当ラーメン屋に近しくなってしまうので社内でも悩みました。
なんか、改めて今回のデザイン案変遷を見たらデザイナーってすごいなーって思いました。笑
Tsuchiya:本当ですね、紆余曲折が半端じゃないですね。笑
「本当にありがとうございました」です。
Kondo san:デザインの方向性を導き出すための過程においてさまざまな提案をさせていただいたのは、個人的にもいい経験だったなと思います。
猿人さんが期待する「説明臭くなるのを一段階飛躍させる」っていう表現がすごいしっくり来たというか、ラーメンという着想にたどり着いたのは、針の穴を通すようなチョイスだったと思います。。
Tsuchiya:プロジェクトを振り返った時にすごく印象に残ってるのは、方向性が決まり、ラーメンの撮影は猿人で行う形で役割の切り分けはしましたが、撮影素材を渡した後、一発目に上げていただいたデザイン案からほぼ修正がなかったと思っており、僕的には結構すごく嬉しかったポイントでした。
ここまで振り返りましたけど、やっぱり議論の過程があったからこそのデザインだと思うんですよね。
皆さんが猿人を理解してくださり、「じゃあこれをこう具現化してたらこうなるよね」とデザイナーさんが形にしてくれたという感じがすごくあります。
だからすごくスムーズだったと思うんです。
あれで写真撮った後で「いや、そうじゃないんだよ」みたいになると、それこそ泥沼に入ってしまうと思いますが、そこが「スッ」と進んだのがプロジェクト的に気持いい瞬間でした。
Kondo san:私たちからすると、それまでのコミュニケーションでラーメンを中心に置いたシンプルなデザインというのは割と「スッ」っと入った感じはしていました。
ただその後、最終デザインが出来上がるまでにTOPの背景にあるコピーの流れる部分をどう表現するかが、実はすごく苦戦しました。笑
Tsuchiya:え??
Kondo san:コピーを背面にただ配置するだけだと、デザインとしてのクオリティが低いなと考えており、その解決方法についてデザイナーと何度もやり取りしました。
80%とか85%くらいまでは割とスムーズに行くのですが、ここまで「気持ちいい動き」まで持って行くのが、なかなかにギリギリの戦いで、まさに沼に入りました。
Tsuchiya:うわ、そうなんですね。ありがとうございます!!
Kondo san:こんなこと言っちゃいけないですけど、すごく勉強になったというか、よかったです。
Abe:我々が勝手によかったって言ってる裏側でそんなことがあったとは・・。
聞けてよかったです。
Tsuchiya:あ、ちゃんと名刺のデザインもこれに変えました。笑
補足※新しい名刺のデザインが気になる方は、担当営業までリクエスト願います。
Urabe san:すごいいいですね、これだけ見ると完全に飲食チェーンの名刺ですね。笑
Abe:「全部乗せ」=「丸投げ」っていうキーワードでお客さんもなるほどねってなってくれるみたいです。
あと名刺はコーポレートサイトに来て欲しいという意味もあるのでQRコードも載せてます。
ただ、ラーメンからラーメンなので、ただただお腹が減る、という。。。
Kondo san:ラーメン屋の導線。笑
一同:爆笑
Urabe san:見た目の面白さや突飛さみたいな所が実は裏表裏一体になってるのは、猿人さんの強みというか、一番打ち出したいポイントに直結していて、それが名刺になっても機能してるということは、たくさんしてきたあの議論は正しかったんだなという気持ちになれます。
Kondo san:正直に言うと、僕たちだけでは、この形に届かなかったと思います。
ただ制作サイドからの一方的な提案という形でプロジェクトが進んだわけじゃない、というところがプロジェクトの醍醐味だったかなと感じています。
第9章:丸投げへ導かれし猿たち
要件定義の苦悩から解放され、デザインの沼からも抜け出した我々でしたが、ここで「何かが足りない」ということに気付きます。
Abe:「丸投げ」というキーワードだけだと、猿人とクライアントの関係性を表現する要素が足りないとなり、当初はWebサイトにそのままのせる予定であった「丸投げコメント」をピックアップして社内座談会を記事にする案をご提案いただいたんですよね。
「こんな丸投げいただきました!」というお題で回答シートを用意して社内に公募したところ、100個近く挙がってきたのでびっくりしました。笑
Tsuchiya:(ネガティブな意味ではなく)あるあるがすごかったね。笑
補足※この内容が本当にお客さんと担当の関係性を示しているなと思い、ぜひ皆さんにもお見せしたいところではあるのですが、、どなたからのご依頼かが分かってしまうものが大半なので、残念ですが、掲載は割愛させていただきます。
Abe:CRHさん/JBNさんにはお見せしておりましたが、本当なの? と感じていた部分もあったんじゃないかと思うのですが、
─── 率直なご感想、お聞かせいただけますか?
Kondo san:「コーポレートサイトリニューアルへの道 Vol.4 協力会社選定:おびえる戦士」の提案時のデザインでも触れましたが、まず「丸投げ」の意味が本当に分かっていなかったです。
「丸投げを受け止めます」自体がすごく威勢のよいコピーだと思うのですが、現実的にどういうことかというのが分かりづらいのだと思います。
この企画を進めるにあたり「こんな丸投げいただきました!」のシートも見せてもらいましたが、実際に言葉の意味を理解できたのは、インタビューした時であったと思います。
ふわふわとした威勢のいい言葉を現実的に着地させてユーザーに理解してもらうのは容易ではなく、デザインはもちろん、構築にかかる時も常に自分たちが抱えていた課題でした。
インタビューアーになったことで、このギャップは完全に埋まった感じがしています。
Tsuchiya:となると、もうコーポレートサイトがほぼできた後ですね。笑
Kondo san:そうですね。笑
本当の意味での納得というか、腹落ちっていうところで言うと、この取材コンテンツが大きかったです。
このインタビューで得たことは、猿人の人は「可視化」と「準備」にすごく時間をかけるということです。
お客さんに寄り添い、受け入れてきたことで得た経験値や知見を社内に再現し、お客さんに理解してもらう形で可視化するということに関して労をいとわない、その姿勢が見えました。これは、すごいことだと思いましたし、そういった準備や経験値があるからこそ寄り添えるんだなと、思いました。
もちろん、宇野社長の言う「愛を持ってお客さんに接する」っていうのはもちろんあると思いますが、やっぱり余裕がないと受け入れられないと思うんです。
自分たちの会社(JBN)でもお客様のニーズを聞かなければならないのはもちろんあります。ですが、その辺に関しての準備力とか、可視化力っていう点がすごく秀でていて、ほかの会社には無い強みなのではないかなと思います。
Abe:ありがとうございます。
取材は、猿人の中でも多くの案件に携わってきたメンバーが中心となっているので結構本質的な部分で猿人の思考だったり、仕事の仕方みたいなところが垣間見えて、そういう風に感じていただけたのではないかと思います。
Kondo san:宇野さんと土谷さんのところは、過去いろいろなお客さんの無茶を受け入れてきたという話でしたね。
お客さんに愛を持って接するとか、寄り添う力を大切にしているということをおっしゃられていてそういうものを大切にして行く為にも効率化を目指していますっていう話があったと思います。
取材をしたことでやっぱり丸投げを受け入れることはそんなに簡単なことじゃなく、でも猿人さんはそこにすごく向き合っているんだなと感じました。
Abe:まぁ宇野さんと土谷さんのエピソードは「ほんとかよ」って思いますよね。笑
一同:爆笑
Tsuchiya:本当に全部真実ですね、はい。笑
Abe:丸投げ事例の取材は、年末のワーケーションの時に普段と違うロケーションで行ったということもあってか、すごく猿人らしさが出ていて、より自然な形でインタビューができたのかなと思いました。
すごく良かったです、とか言いながら他のクロージングが思いつかないですけど、大丈夫ですかね。
Tsuchiya:原稿書くのはAbe sanだから大丈夫!
Abe:あ・・・はい。前回の「Urabe san 焦る」みたいなの考えときます。
Urabe san:僕・・この丸投げコンテンツ企画が方針転換した時、ちょうど不慮の病で・・・
Kondo san/Abe/Tsuchiya:あ、そうだそうだ!
Urabe san:僕の中では、なんとかよたよた定例に出てきて、今どうなってるんだろうとパッと見た時、セカンドショックでした。あ、結構温めていた企画だったけど、知らない間にすごいピボットしてるって。
Abe:(感想。笑)
Urabe san:ただ、事前に他の部分で収集していたものが糧になり、あの形に落ち着いたということもあり、なんとかうまく乗り越えることができてよかったっていう風に思っていました。
あと実際にインタビューで猿人さんと直接触れ合ったことで得たインプレッションが運用フェーズに乗ってからも影響している部分があると思っており、とても稀有な企画制作の一部であると思うのと同時に良い接点になっていたんだなと、全体を見ながらいま思っています。
Abe:これは、出来上がってみた後で本当に良い記事になったなと思っています。
それこそKondo sanさんがおっしゃっていただいたように、「丸投げ」についてどんなに説明文を並べてもイメージはしづらいのだと思います。
社員同士のインタビューだからこそ、文章にしづらい猿人の人間力の強さみたいな、ケイパビリティの部分をうまく打ち出せたのだと思います。
補足※Urabe sanにうまくまとめてもらったものを自分の言葉のように書きました。はい。
Kondo san:「丸投げ事例」については、最初の企画案で各コンテンツについてこの3つのキーワードで提示したと思います。
- 実行支援=「実現力」
- 企画&コンテンツ=「発想力」
- そのほか何でも=「人間力」
正直、インタビューについても「なんでも受け入れます!」みたいな体育会系のトーンで進むのかなと思っていたので、「丸投げ」という言葉を読者に納得させるところに着地させられるようなコンテンツになるのかなという心配がありました。
また割とぶっつけ本番な取材だったので社員インタビュー自体が成立するのかという心配も少しありましたが、皆さん話上手だったので猿人さんのケイパビリティがしっかり表現されるコンテンツになったんじゃないのかなと思います。
Tsuchiya:ちょっと、今後に向けてみたいなところにはなると思うのですが「あのコンテンツを読んで猿人の丸投げ感がわかったよ」みたいなフィードバックっていうのはまだ得れていなかったりするんですね。
きちんとヒアリングができていないというのもあるのですが、たとえば採用面接で応募者の方はコーポレートサイトも採用サイトも全部見てから来てくれるのですが、ラーメンがきっかけというのはある一方、丸投げ感は伝わっていないのかなと感じることはあります。
補足※土谷は、2023年6月現在、管理部おじさんなので、採用面接も担当
ローンチの段階では、この形がベストエフォートだったと思いますし、すごくいいものができたと思う一方で、今後どういうコンテンツで丸投げ感の解像度を上げていくのか、というところは課題が残っています。
もしかしたら、今作っている猿技コンテンツがその一つのパーツとなるかもしれないですし、あの手この手で丸投げがいろんな角度からわかるような仕掛けをサイト上に工夫をするべきで、今後も頭抱えるところになるかなっていう気はしてます。
Abe:猿技はまだリリースしたばかりでコンテンツを増やしている最中ではありますが、これが拡充して行く中で、もう少し施策に合わせた丸投げストーリーを作るのか、また違う方法で掛け合わせることでイメージしてもらえるようなコンテンツの配信を今後もしていかなければいけないですね。
Urabe san:そうですね。これからも続いていく部分ですね。
Kondo san:きっと、テキストコミュニケーションじゃないようなやり方で猿人さんだったら全然出来るかなって感じがしてます。
イベントとかポッドキャストかわからないですけど、そういうそういう別の方法もあるのかなって感じがします。
Urabe san:そうですね。人間力の強さみたいな文字で表現が難しい部分は、そういう打ち出し方の方がより伝わりやすいものなのだと思います。
- 付録:
完成した丸投げ事例ですが、コンテンツはもちろん、
ロケーションが良いからか、とてもいい表情の写真ばかりなのでぜひ見てください。
- 「自分だったら、こうしてほしい」。クライアントの不安をトコトン想像し猛進する心意気と猿人ナレッジ
- 企画とは、単なるアイデアではなく「本質的な課題を見極めること」。成果を最大化するエキスパート集団です
- 社長! 猿人はなんでこんなにも「寄り添う」ことにこだわるんですか!?
第10章:過ぎ去りし時を求めて
Kondo san:このインタビューを受けていて思ったのですが、猿人さんってパートナー企業さんとの関係性の作り方が上手だなと思いました。
ブログ記事にしてくれることって僕らのような関係性の中ではめったにないことで、すごくうれしいと思っています。
Abe:ありがとうございます。笑
会社案内にも書いていますが、猿人は大きな会社ではないので社員だけでできることは限られます。パートナーさんは猿人にとってすごく大切ですし、社内でも猿人のことをよく分かってくれているパートナーさんがいるから、いまの仕事ができているんだよという話はよく出ています。
パートナーって言葉のとおりですけど、一緒にお仕事をしている仲間として考える姿勢は根強いのかなと思います。
Urabe san:やっぱり今回のプロジェクトも、主体そのものである猿人さんのチームアップ力の強さっていうところが、多分プロジェクト全体に影響を及ぼしてるっているんだなと思いました。
とても良い意味で、なかなかこうはならないなと思う部分も結構あります。
この場もそうですし、ここまで暖かいプロジェクトって、ちょっと無いなって思いますね。
とてもいいプロジェクトだったと思います。
一同:にっこり。
Tsuchiya:猿人のみんながこういう風に協力会社さんと向き合えるようになればいいなと思っています。ただ、僕らがこういう風に考えるようになったのは、お客さんから教えてもらったからだと思っています。
猿人のクライアントはIT業界の方々が多いので、大規模なITシステムの開発プロジェクトを経験している方が、マーケにジョブチェンジしてきたり、プロジェクトに参画するといったことがよくあります。
プロジェクトの中で、そういうキャリアを持った担当者の方が社内だけでなく、僕らを含めたエージェントを上手にコントロールしていって、プロジェクト全体のモメンタムを作りあげていく。一人ではできない、一社ではできないような大きなことをチームで成し遂げるみたいなダイナミズムは、お客さんを見て教わったところです。
だからなんとなく、そうか代理店の立場だとしても、こうやってお客さんをこうリードしないといけないとか、パートナーさんにプロの仕事をしてもらうために僕らが段取りしないといけないことはどういうことなのかとか、どういう空気作りをしなきゃいけないのかとか、そういったことを案件を通して学んだんだと思います。つまりは、お客さんに育てていただいているんです。
Kondo san:いい話、いい話だなぁ。
Urabe san:うん、良い話です。
Tsutchiya:いやぁ、本当にそうですよ。
こうしてまた夜が更けていくのでした。
おしまい。
あとがきとおしらせ
長々とお付き合いをいただき、誠にありがとうございました!
さて、12月末にファーストローンチするとあっという間に3月になり、悶絶必須のコンテンツ制作がスタートしています。
現在、猿技コンテンツと称して「展示会」「セミナー/ウェビナー」「コンテンツ制作」などの施策別に「TODOリスト」「進行表」「RPFに書くべき/書かなくていいこと」など、便利なコンテンツを順次公開中です。
Hubspot ビギナーな我々はこれからもパートナーの皆さんと少しづつ自社のデジタルマーケティングにも取り組んでいきたい所存でおりますので何とぞよろしくお願いいたします。
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Special Thanks !
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ー ラーメンの裏側 ー
コーポレートサイトのKVで利用しているラーメンのどんぶりは、いつもブースデザインをお願いしているパートナーさんに協力いただき、オリジナルステッカーで装飾しました。(〇和さん、ありがとうございます!)
撮影は、いつも我々の年賀状撮影などでご協力いただいているパートナーさんのスタジオでライブキッチン形式で行いました(迷惑)。(〇〇〇〇ビデオさん、ありがとうございます!)
これは撮影時に湯気の演出をしようとしてアイロンを使い、写ってしまった様子ですね。はい。
プロってすごいNE!
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