第7回 討論型オンラインセミナー『座組』開催告知

2021年 6月 29日(火) 14:00 開演
多様な働き方を社内制度で支えるために～日本のビジネスマンは新しい雇用潮流に向いているのか～
※公開が終了いたしました

富士通株式会社 執行役員兼常務 CIO 兼 CDXO補佐 福田 譲 氏をお招きし、富士通が掲げる、DX企業への変革を加速させる新しい働き方「Work Life Shift」のご紹介をいただきます。

ディスカッションでは、「オフィスの在り方を見直す」、「モノサシを変える」、「ボーダーレスなエコシステム」の3つをテーマに多様な働き方への対応について、キャンバス社会保険労務士法人 創業者兼顧問社会保険労務士／中小企業診断士の五味田氏、アトム技研株式会社 代表取締役の水野氏とともにあまねキャリア工房 代表の沢渡氏のモデレートの下、ジョブ型雇用や分散型ワークなどの「新しい働き方」について、大企業 vs 中小企業 vs 社労士がとことん議論します！

第6回『座組』開催レポート

さて、2021年4月6日(火)に今年初の討論会型オンラインセミナー「座組」は『いままでの働き方を変えないやり方～あの名作が生む、ヒトとクオリティの維持する方法～』というテーマで開催いたしました。

株式会社スタジオジブリ 制作部 副部長 古城 環氏をお招きし、手書きアニメーションを生み出す制作現場と関わるスタッフの管理について語っていただきました。

制作部門でのアニメーター（原画マン）には作画技量のみでなく、監督から説明される絵コンテのシーンやキャラクターを理解し、具現化して絵に落とし込む力が求められるため、長く経験を積んだ人材に偏ってしまっているという現状は、業界/業種に限らずスキルのある人材が不足しているということを再認識させられました。

その一方で、仕上部門についてはデジタル化が進んだことにより専門職的要素が強くなっているという状況も伺い、これまでのやり方を「決して変わらない」と固持しているわけではなく、まずできるところから実践をされている様子が伺えました。

クリエイターによりよい作品作りをしてもらうための健康状態の把握や息抜きのイベント企画など、ヒト対ヒトの交流を通した関係づくりを重視されており、事務部門はオンライン化、在宅などを推進する一方、クリエイティブに関わるスタッフはいかに気持ちよく作品作りに関わってもらえるかに重きを置いた仕事の仕方が印象的でした。

モデレーターには、まさに「今までの働き方を変えないやり方」をデジタルツールで支援するMicrosoft M365 / Teamsのマーケティングなどを担当する春日井氏を迎え、ワークマネジメントツールを提供し、オンライン化での仕事の可視化などを支援する、Asana Japan 株式会社の内野 彰氏、社員のエンゲージメントレベルを可視化するwevoxを提供する株式会社アトラエ 川本 周氏にもパネリストとして登壇いただき、「新常態における組織力の保持」、「アイデアを生み出す環境に必要な条件」、「コロナの本質的影響」について語っていただきました。

各社とも、デジタル化推進を支援するサービスを展開する企業であるからといって決してデジタル化が全てという考え方ではなく、組織内のチームワークと情報共有が何より重要であり、今後はオフラインとオンラインのそれぞれの良さをどう組み合わせて前に進んでいくかを考えていくことが重要になるのではないかと締めくくられました。

困難な状況下で、どのように社員全員が同じ方向を向いて進んでいくのか、様々なツールを活用し、オンラインで工夫したり可視化できることもあれば、改めて対面や一人一人との丁寧なコミュニケーションの重要性を考えさせられる座組となりました。

猿人でも実際にTeams、Asana、wevoxすべて活用してきましたが、ベテラン社員同士はオンラインでも支障なく仕事ができる、あるいはさらに効率化されることがあると実感する一方で、特に新しく入社したメンバーのオンボーディングやトレーニングには出社が最適だなと感じている今日この頃です（まだツールを使いこなせていない説）。

【第6回座組のダイジェスト版動画を2021/6/22まで期間限定公開中】
 座組ダイジェスト版を観る  ※公開が終了いたしました

過去開催のおさらい ―――――――――――
座組とは ※公開が終了いたしました

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