HPリニューアルへの道すじ 2021

阿部 晴佳

2021年も残すところ2ヵ月を切りましたが、猿人HPをリニューアルしました!
今回のブログでは、HPのリニューアルするまでの経緯やどのように進めていったかなどをリアル会話形式でお届けいたします。

 

1.なぜHPリニューアルを考えたか

@Motoharu Watari

今回のHPリニューアルは宇野さんが「猿人2.0だ!」と言い出したことからスタートした訳ですが、猿人2.0って何をきっかけに考え始めたんですか?


@Koji Uno

あれ?これってもう例のやつ始まってる?いま新幹線?


@Motoharu Watari

新幹線からできる仕事としてちょうど良かったので始めてみました(笑)


@Koji Uno

話せば長くなるんだけど、コロナになって猿人のビジネスってすごい変わったじゃない?


猿人の業務の6~7割がフィジカルの展示会やカンファレンスだったけど、それがほぼゼロになって、クライアントがパイプラインを一気にデジタルに求めたから、猿人もそこに風呂敷を広げるしかなかった。
あまり経験値はなかったけどね。

さらにメインビジネスの他に、自治体向けのコミュニティ発足や猿人主催の座談会なんかもはじめて、中長期で会社の在り方を考えるようになったよね。


特に自治体DXの取り組みを省庁や自治体と一緒にやらせてもらえるのはとてもいい経験だし、猿人のこの先のビジネスを考えるうえで重要なチャレンジになっている。

今だから言えるけど(言っていいのかな)、泥酔組がプチクラスターおこしたじゃない?

あれも猿人の社内改革を加速させたよね。

 

経理、総務含めて「出社しなくても良い」環境づくりの必要性や長く働ける環境づくり。
あ、給料水準を爆上げしたのもこのタイミングだったかもね。

そういうのを全部ひっくるめて、新しい猿人の幕開けだったわけです。


@Motoharu Watari

確かに自治体DXやオンライン施策、マーケティング全般の相談が増えるにつれて、「イベント制作会社」から「マーケティングエージェンシー」として扱ってもらえる機会は一営業担当としても増えてきたように感じます。


そういった事業環境の変化があり、新しい猿人のビジョン「猿人2.0」を打ち出そうというのが、HPリニューアルの直接的なきっかけとなったんですね。


@Haruka Abe

猿人2.0 では、「現在のホームページは裏サイトに」とありましたが、昨年春に現裏サイトのデザインにリニューアルされたばかりの認識です。


わずか1年ほどでリニューアルすることになった訳ですが、HPのリニューアルをしようと思った理由は何かありますか?
また、なぜ裏サイトとして、旧HPデザインを残すことにしたのですか?


@Koji Uno

旧HPだと「何屋さん?」って聞かれたり、省庁や自治体からは怪しまれたからね!
既存顧客で猿人のカルチャーを知ってるひとは面白がってくれたけど。

裏サイトを残すことにしたのは、なんでだっけ?もったいないから?


@Haruka Abe

これは、猿人 2.0 を作られた宇野さんとアイデアを提示した土谷さんしかわからないですね。


@Ryusuke Tsuchiya

”猿人の持つ『多面性』を残したかったから”


新たに猿人 2.0のビジョンを追いかけるのも猿人であり、一方で旧サイトデザインで表現されたもテイストもまた猿人。
これまでお世話になってきたクライアントには前者の新しい猿人を。

マーケ活動で関わる新しいステークホルダーには後者の猿人も知って欲しい。


そんな理由だったはず・・・


@Motoharu Watari

そうでしたね。急にすました感じのデザインになってしまったけれど、今までの猿人のノリもなくなったわけではない。
そこで、裏サイトとして今までのサイトも残そうという話になりました。

 

2.どのようなサイトを目指したか

@Haruka Abe

旧HPのデザインテーマは「カオス」でしたが(参考ブログ:猿人流:Webリニューアル成功への道すじ)、今回のデザインはこれとは180°異なるシンプルなデザインですよね。


前回のリニューアル記事にある「やらなくても良いことを常に良かれと思ってやり過ぎてしまう」という点など、クライアントに伝えるには”猿人らしさ”と思いましたが今回は伝えたい相手とメッセージが大きく変わったということですかね?


@Motoharu Watari

以前のデザインはだいぶやんちゃな印象でした。
昔からの猿人を知っているお客様はそのノリを最初からわかっていただいていましたが、

自治体の方など初めて猿人を知る方にはちょっとパンチが強すぎたと言いますか…


「この会社、大丈夫なのか?」と上司から注意されてしまった、というような声も聞くようになり、もう少し「真面目」に見えるように意識しましたね。


@Koji Uno

本質はなにも変わらないんだけどね。
クライアントファースト、丸投げ受け止めます体質、アイデア妄想列車。

そこに座組と自治体DXとプロジェクトが増えたことによって、「猿人が目指す本質」を真に表現する必要があったよね。
カオスのままだと、いろんな思いが混在して観る側が迷っちゃうので。


そうしたときに、メインビジネスであるマーケティング支援を含めた

3つのプロジェクトの根幹にある想いはとてもクリーンでシンプルだった。

ということでいかがでしょうか?w

 

3.何から始めたか

@Haruka Abe

猿人では新しいプロジェクトが決まるたびにAsanaでプロジェクト管理していて、社内プロジェクトも同様なのでAsanaでプロジェクトが立ち上がりましたね。

 

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私はここでこのプロジェクトに関わることを知った感じですね、はい。


@Motoharu Watari

新しい猿人のビジョンは明確だったので簡単なワイヤーや原稿作りはすぐに着手しました。
一番問題だったのは「どこに制作を頼むのか」でしたね。

猿人のWebサイトはHubSpot CMSに乗せ替えたばかりだったので、いわゆる普通のWeb制作会社には頼めず、
HubSpotで作れる会社を探すところからスタートでしたね。

阿部さん中心に動いてくれましたが、どうやって探しましたか?


@Haruka Abe

Webサイトの移行をHubspotからサポートいただいていたので彼らに意図を伝えてパートナー企業を紹介をいただくことにしました。
クライアントでHubspotを利用している企業もあり、Hubspotで構築したオウンドメディアを運用している会社とのコンタクトはありました。
ただHubspotのサービス領域が広く、得意領域も企業によって異なるため、紹介いただく方が適したパートナー選定ができると考えました。

複数社紹介いただいた中から最終的にリニューアルを依頼するに至ったのは、「問合せからの回答が早かった」からですね。


@Motoharu Watari

回答が早い

 

は我々の仕事でも重要ですねw

今回の制作はメッセージやブランディングを変更すると同時に、最近広がりつつある
Hubspotなどのマーケティングプラットフォーム上でWebサイトを改修・運営するとどうなるのか、の実験でもありました。


@Haruka Abe

これまでは、SNSやブログなど一部のみ関わっていたのでMAやCMSに関しての知識は薄かったので全体的な把握をするのにはいい勉強になっています。

 

4.猿人とWebサイト会社の役割分担

@Motoharu Watari

Web制作の委託先を選定するより先に、すでに構成と原稿は準備できていました。
今回はリニューアルついでに、既存のサイトをHubspotに乗せ換えた際にわかりにくくなってしまっていた
CMS内の構造全体の見直しも依頼することにしていたので、中身ややりたいことは猿人で明確に固める、実際の制作部分(デザイン、構築)が制作会社の役割という風に明確でしたね。

Hubspotになったことで、Google Analyticsは不要なのか、それとも設定しておいた方がよいのかなども
曖昧になっていたので、そうした部分のアドバイスもいただきました。


@Haruka Abe

確かに今回はリニューアルの目的とどういうものを作りたいかというイメージが既に決まっていたのでWeb制作会社と猿人との役割は明確でしたね。


ただ、普段は自分たちがタイムラインを策定する立場にいるためか、
委託先から要件定義書とWBS(Work Breakdown Structure)をいただいた際にそこから何をすべきなのかがわからなくなるという事態が発生したりしました。笑

思い返してみると、猿人ではどちらかというとWBSではなく、ガントチャートが利用されており、
そこからAsanaに移行したこともあり、期日や担当者のないタスクをどう扱ってよいかがわからなかったのではないかと思いました。


@Motoharu Watari

私たちがお客様のプロジェクトを進めるときもそうですが、お客様は自分たちが何をいつまでにやらないといけないのか、を気にされているというのを実感しましたね。
スケジュール表やWBSの中に一言キーワードみたいに書かれていても、じゃあ、どっちが何するんだっけ?と。

忙しい日々の中で自社のプロジェクトはどうしても後回しになりがちなので、このあたりをしっかり詰め切れなかったのは反省点でした。

 

5.期間

@Haruka Abe

期間については下記の6つに分けられるように思います。

・猿人 2.0の構想(着想?)
・Web リニューアルの企画
・ワイヤーフレームの作成
・デザインの方向性の確定
・依頼先の選定
・Web制作期間

企画としてプロジェクトが立ち上がったのが4月16日、そこからMTGを経てメッセージや方向性が定まり、
ワイヤーフレームまで出来上がったのが4月30日でそこからデザインの方向性まで決まったのが6月3日、Web制作の依頼先を決定したが6月16日、検収が9月30日なので企画から納品まで約半年ですね。

猿人2.0の構想はいつ頃から考え始めたのですか?


@Koji Uno

今年の頭~春ぐらいかな。
課題感は点在してたけど、それを集約してステップに移ろうと思ったのはつい最近だと思う。

完!【HPリニューアル】1.なぜHPリニューアルを考えたか

ここで話した内容だよね。そう考えると動き早いな。


@Haruka Abe

@Koji Unoさんが、「GW明け公開」とここ✓ リニューアルの全体方針、構成アイデアをまとめるタスクでおっしゃられて、「もう走るしかない」という感じになったという理解でよかったでしょうか?@Motoharu Watari

 

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@Motoharu Watari (笑)

 

6.困ったこと 

@Haruka Abe

完!【HPリニューアル】4.猿人とWebサイト会社の役割分担でも挙がっていましたが、「何を」「いつまでに」「誰がやるのか」についてわからなくなることがあり、またそれがどこを見ると解決できるのかがわからず、そこに少し戸惑いが生じました。

この点は、猿人のAsanaに制作会社の方に入っていただくことで対応しましたが、お互いに慣れていない手法で進めようとしていたので最初の段階でもう少しスムーズな連携ができるように進行管理の手法や上記の「何を」「いつまでに」「誰がやるのか」を明確にしたいという店について共有して進めるべきだなと改めて感じました。


@Motoharu Watari

あらゆる仕事に通じる大切なポイントですね。

 

7.仕上がった感想

@Motoharu Watari

最初のトップページはなんだか急にまじめにそれっぽいことを語ったページになったなぁという印象ですw
僕はあまりまだお客様にリニューアルしたことをお伝えしていないのですが、何か感想など届いているのでしょうか?


@Koji Uno

うーん、出来上がった感動とかはあんまりないかな、、、つくられる工程も見てたし。
初めて訪れてくれた人は読んでくれるのかなとか、これを読んで猿人のビジネスや本質、真意は伝わるだろうかとか、
自分で書いたにもかかわらず正直しっくりきていないww

けど、一番は社員に腹落ちしてほしいという想いがある。
社員みんなにこのメッセージを腹落ちし、自分の立ち位置と責任を理解してクライアントと向き合ってもらうことによって
猿人のステージは上がっていく。


@Haruka Abe

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