もはやウェビナーを開催したことがない、という企業はいないのではないか?という勢いでこの2年間、BtoB商材を扱う企業のウェビナーが乱立しています。
2020年からの2年間、猿人でも大小様々なウェビナー案件をたくさん支援させていただきました。
最近良く聞こえてくるのが「集客が厳しくなった」という声です。皆さんも苦戦していませんか?
コモディティ化したウェビナー
ウェビナー疲れ、なんていう言葉も巷では流行っているとかいないとか。しかし、メディアも事業会社もこれだけ頻繁にウェビナーを開催すると、どれも一緒なのではないか、参加する価値があるのだろうか、という気分にもなってくる気がします。
ウェビナーのメリットは特に小規模で手軽に開催できる点にあると思いますが、それだけ、実際に会場を借りて実施していたセミナーよりは数が増えているのかもしれません。
そして、各社が様々なメディアで集客プロモーションを行うため、私たちの手元には毎日何かしらのウェビナーの案内が届くような状態になってしまいました。
Googleトレンドでも徐々にブームが落ち着いてきたように見える
難易度を増すウェビナーによる新規リード獲得
下記は実際に弊社で担当した同じ主催者によるウェビナーの集客数の遷移です。
2020年春開催 1時間程度のウェビナー 集客費約100万円 200名集客
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2021年夏開催 3時間のウェビナー 集客費約500万円 500名集客
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2021年冬開催 3時間のウェビナー 集客費約500万円 350名集客
集客メディアも毎回異なり、何か一つの原因を突き止めることは難しいですが、コロナが始まったばかりのタイミングではちょっとしたウェビナーで簡単に集客できていたものが、ゲストを豪華にし、集客費をかけても集まらなくなってきています。
他にも同じ人数を達成したが広告費は増大した、同じイベントで2021年と2022年で基調講演の参加者が大幅に減少した、というお客様もいらっしゃいます。
自社で開催するウェビナーで「新規リード」を獲得するというのはかなりハードルが上がっているのは事実のようです。
ウェビナーの位置づけを見直してみませんか?
このような状況下でウェビナーの目的、KPIの見直しを行わずに、なんとなく続けていくと、なかなか成果が上がらなくなってしまいます。
既存のお客様のエンゲージメントを高めるため
見込み顧客の背中を押してあげるため
新規の見込み顧客を獲得するため
ウェビナーには様々な目的やKPIがあると思います。
目的に合わせて、規模ややり方、かける費用を見直した方がよいかもしれません。
ウェビナーを格好のコンテンツとして、アウェアネスを高めるための広告に振ってしまうのも一手でしょう。
新規顧客獲得を目的とするのであれば、メディアが集客を行うイベントのセッション枠に協賛する方がお得かもしれません。
ウェビナーの対象を既存のお客様の深耕と捉え、コンテンツやKPIを見直すことも有効です。
コロナでそれしかないから、ではなく、手軽さやいつでも見れるなど、本来のウェビナーのメリットを意識して、改めてやり方を見直す、そんな転換点に差し掛かっているのかもしれません。
お悩みの方はぜひお気軽に猿人へご相談ください。