猿人って「もしかしてこんなことできますか?なんてお問い合わせをちょこちょこっと頂くことがあります。
今回のお話もそんな一言から始まりました。
「レストランのロゴ、作れちゃったりしますか…?」
はい、もちろんです!
企業様のロゴ制作やイベントロゴの制作は事例も多いのですが、今回はカスタマー向けのレストランロゴ。私もわくわくしながら取り組ませて頂きました!
まずはヒアリングからスタート!
まずはお店そのものについての質問をたくさんしていきます。
- どんなお店なのか?和食?イタリアン?フレンチ?中華?
- 規模や雰囲気は?大きくて豪勢なラグジュアリーのような空間?小さくて入りやすい街の食堂のようなお店?
- お店の名前は?その由来は?コンセプトは??
たくさんお店に関する質問をさせて頂いて、オーナーさまのレストランに対する想いや立ち上げの由来、どんなお店を目指しているかなどなど…お伺いしていきます。
・・・と、ここまでは、なんとな~く、ご想像つかれるのではないでしょうか?
実は、ヒアリング内容はこれだけではありません。
上記の質問でわかったのはお店についての基本情報。
さらに知りたいのは、店主様の目指されるお店の雰囲気についてです。
今回の雰囲気のざっくりとしたリクエストとしては
「気軽に入れる、わいわい賑わうカジュアルイタリアン」
「お客様が楽しくお食事をされて美味しいものでおなかいっぱいになって楽しくおしゃべりをする場」
「気取らず居心地のよい、気さくなお店」
そんないくつかの言葉を頂きました。
なんとな~く、目指したい空間のイメージの共有がここでできたのですが、問題はその後です。
例えば…「気取らず居心地のよい空間」って人によって、感じ方がまちまちだったりしませんか?
なんとなくのイメージや目指したい方向性はわかった、で、その先は?となった時に、
いかにオーナー様のご意向をくみ取ってロゴに反映していくのか、ここが次なるポイントとなってきます。
目指す空間のイメージ、方向性をより明確に
次にお伺いしたのは…ずばり、オーナー様のパーソナルな部分について!
例えば「好きな映画/音楽/絵画/インテリア/建築物/国/風景…」
つまり、このお店を創っていかれるオーナー様の思う「居心地の良さ」を紐解いていく、認識を擦り合わせていく、そんな段階に入っていきます。
そしてそのイメージ形成のヒントとして、今回はオーナー様ご自身のパーソナルな部分についてもいくつかお伺いさせて頂きました。
性格は?体型は?週末の過ごされ方は?ご趣味は?・・・などなど!
特に今回は個人で経営されているお店だったのでオーナー様のお人柄や好みが色濃くでていくと考えられたため、ちょっと踏み込んだご質問までさせて頂きました。
必ずしもこの質問が必須なわけでは、もちろんありません。
お客様にあったご提案方法に即して、ヒアリング内容を考えて、進めさせて頂いております♪
いよいよデザインに進みます
デザインをするにあたって気を付けたいことが1つあります。
それは、他のお店のロゴやデザインイメージと被らないこと!
世の中にはたくさんのお店やサービスがあふれており、例外はほとんどなく、その1つ1つにロゴが制作されています。
このロゴと被ってしまってはどうしようもない…!
今回はお店の名前である「la rondine」とモチーフに掲げる「燕」にフォーカスし、既存のロゴとしてすでに世に出回っているものでどのようなものがあるのか、ひたすらインターネットで全世界のロゴを検索しまくりました。
そしたらなんと…
これだけあるんですね~~~!!!!!
同じくレストランから和菓子屋さん、学習塾、オペラ、市名まで…検索してみてその幅広さに驚きます。いくつかの既存ロゴをピックアップしていき、これらのロゴと重ならないように、同じような雰囲気にならないように、留意しながらデザインを進めていきます。
できあがったのはこちら★
そんな中出来上がったのがこちらのロゴ!(4案ご提出してその中からご選定頂いた確定の1案です)
モチーフにしたのは「ツバメの子」
ツバメの子供たちがおなかをすかせてわらわらと集まっているようなイメージです。
ツバメといえば羽の形や成鳥が優雅に空をすいーっと飛ぶイメージが強いですが
それと同じくらいに思いつくのがツバメの巣で親鳥が子供たちにエサをあげている姿だったりしませんか?
今回はオーナー様の目指す「お客様が楽しくお食事をされて美味しいものでおなかいっぱいになって楽しくおしゃべりをする場」にちなんで、ツバメの子をモチーフに制作してみました。
ロゴはお店の顔
ロゴはお店の顔となり、今後長くご使用されるものになります。
なので、ロゴデザインはとても大切な、重大なお手伝いをさせて頂いているなと感じております。
全ての窓口になるこのロゴそのものが、長く愛されるロゴであること。
長く使いやすいようにロゴそのものの使い勝手がよいこと。
いろんな部分に繊細でありながら、できる限りいろんなお店に対する“想い”を反映させていきたい、そのような思いでデザイナー共々取り組んで参りました。
今回お手伝いさせて頂いたオーナー様のお店も、オープンから無事1年半が経過し、常連さんもいらっしゃるとのこと♪こんなに喜ばしいことはありません!
私も特別な日にお邪魔させてもらおうとひそかに楽しみにしています*
みなさまお近くにご用事の際はぜひお立ち寄りくださいませ♪
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Trattoria la rondine(ラ ロンディネ)
東京都新宿区新小川街4-16 プラレールビル1F
https://trattorialarondine.owst.jp/
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