みなさんこんにちは。
今日は、キャンペーンについて話をしたいと思います。
一昨年にWebサイトのリニューアルをし、昨年は基盤となるMAの土台作りに翻弄され、本格的にマーケティング施策に取り組めるようになったのは今年からでした。
初年度の今年は、会社のゴール達成に向けた施策としてキャンペーンの実施を掲げ、今期は下記の4つのキャンペーンを実施しています(白目)
- 情シスアンケート調査
- オウンドメディアキャンペーン
- 海外スタートアップ企業向けプロモーション
- オフラインDMキャンペーン
今回のブログでは、この中から「情シスアンケート調査」について、実施に至った背景や目的、結果についてシリーズでお届けさせていただきたいと思います。
※本ブログの最後にアンケート調査結果レポートと調査結果をもとにした対談記事のダウンロードリンクを貼っていますのでよろしければぜひ参照ください。
1.キャンペーンの概要
今回の情シスアンケート調査の建付けは、EnterpriseZine での情シスアンケート調査および調査レポートの策定、調査結果をもとにした MarkeZine での対談記事です。
2.EnterpriseZine での情シスアンケート調査の背景
まずアンケート調査を行った背景ですが、ご存じの通りインターネット上の情報量や幅の増加に伴い、ユーザー行動としても能動的にインターネット上での情報収集を行うことが一般化しています。
BtoBマーケティングにおいてもデジタルの手法がどんどん進化しており、特にイベント施策においてはコロナ禍を経て、オンラインとリアルのハイブリット化が当たり前となっています。
一方でコロナ禍の反動のせいか、イベントの需要は非常に高く、規模も大きくなり、回数も増えています。
(我々としては嬉しい悲鳴ではあります、はい)
マーケティング担当者は、こういった情勢やユーザー行動の変化に対しても臨機応変に対応していくべきではありますが、限られたリソースや予算の中であらゆるチャネルに対して網羅的にカバーできる施策をプランし、実行しつづけるというのはあまり現実的ではありません。
だとすると、悩みを抱えるマーケターの皆さんに対して、プランをする際に少しでも役に立つ、例えば外資ITのマーケターの方であれば、グローバルにプランの承認を得るための根拠となるような情報を提供できないか、と思ったのがきっかけでした。
ということで、この調査で得られた結果をいくつか取り上げつつ、猿人の所感を書いていきたいと思います。
3.EnterpriseZine での情シスアンケート調査の結果
ということで、初回のお題と回答結果はこちらです。
1.新しいITツールを選定・導入検討する際、最も利用する情報収集手段
* [SA] = シングルアンサー
コロナ禍でデジタル化が進み、情報収集手段は完全にオンラインに移行したように思えましたが、2023年の秋頃からリアルイベントが急増し、その勢いは2024年も収まる気配はなく、需要が増え続けています。
この回答を通じて、我々は「マーケティング施策としてイベントという選択は本当に正しいのか」という疑問に対する解を見いだせればと考えていました。
そして調査結果は「デジタルメディアで情報を得る人」と「イベントから情報を得る人」が半々という結果となりました。
日頃の自身の購買行動に置き換えて考えると、新しいツールやサービスの導入検討時には、まずWeb検索から情報収集し、Web上で得られる情報から気になった数社に問い合わせを行い、打合せや比較検討をするため、イベントを情報収集手段としておりませんでした。
なので、企業の情シスの方々が情報収集手段としてこれだけイベントを重視しているのは、少々意外でした。
とはいえ、この設問からは「想像よりもイベントから情報収集を行っている人が多い」という事実は判明したものの、「マーケティング施策としてイベントという選択は本当に正しいのか」という疑問に対しては明確な答えには至っていません。
しかし、ここでひとつ言えることは、情報収集チャネルという観点では、デジタルとイベントのどちらかに偏り過ぎてはいけず、デジタルにもイベントにも網を張る必要がある、ということは確かとなりました。
さらに言うと、デジタルとイベントを橋渡しする「O2O」の機能を活動内に取り入れることで、より精度の高いマーケティングが行えそうではないでしょうか?
今回は、ここまで。次回は「集客手段と参加動機」について掘り下げます。
それでは、また次回!
おまけ:翔泳社にて掲載中の調査レポートと対談記事はこちら
現在、調査レポートは MarkeZine にて公開されておりますので気になる方は下記よりダウンロードくださいませ。
また調査結果の内容について MarkeZine Day のイベント担当の方と土谷・阿久津による対談記事も絶賛公開中となりますのでこちらもぜひご一読ください。