1989年株式会社リコー入社。商品企画、経営企画などを経て、同社の企業内起業プロジェクトを多数担当。ワンショットで360度の静止画や動画を撮影できる世界初の民生用全天球カメラ「RICOH THETA」のプロジェクトリーダーを務め、2013年に商品化。今後も成長市場と見込まれている同市場の基盤を作り上げた。2019年12月リコーを退社し、現職。
(ベクノスCEO就任は会社設立の2019年8月から)
韓国で機械工学を専攻した後、アメリカで自動車デザインを勉強。自動車デザインを専門にした日本のデザイン事務所で自動車OEM向けのデザインとデジタル業務を担当した後、自動車デザイン用CADソフトウェアベンダーへ転職。オートデスクへ買収された後も、自動車デザイン向けソリューションを主に担当してきたが、最近は日本の製造業における課題を解決するために、デジタル改革の取り組みを提案している。
現職レノボ・ジャパンでは、ワークステーション製品のプロダクトマネージャーとしてお客様のビジネスの効率化・成功を第一に、ソリューション提案に従事。また、日本のお客様のためのあるべき製品仕様を開発部門にフィードバック。前職のサーバーベンダ、サン・マイクロシステムズでは90年代当時欧米で興隆しつつあったiDC (internet Data Center)事業態の日本での普及を推進。また電子情報通信学会員としてネットワーク管理技術の標準化に尽力。
1989年 日経BPに入社。「日経コンピュータ」「日経情報ストラテジー」などの専門媒体で先端テクノロジーや企業経営に関連する記事の企画・執筆・編集業務を担当。2008年 インプレスグループに移り、「IT Leaders」創刊プロジェクトに参画。編集長を務めた後、現在は編集委員として関与する。
新型コロナウイルスのみならず不確実性が増していく世界で、ものづくりも適応していくことが求められています。しかし、大きなコストもかけにくい状況下で具体的には何から取り組んでいくべきなのでしょうか?リコーで世界初の民生用全天球カメラを開発し、今年フルリモートで新しい全天球カメラIQUIをリリースしたベクノス株式会社の発想~開発設計~量産化~発売までの軌跡をたどり、今求められている「変化と適応」について座組みます。
ベクノス株式会社は、大企業であるリコーからカーブアウトして新しい顧客価値を提案している「コンシューマー・エンタメ事業」のスタートアップです。
今年10月、コンシューマー向け全天球カメラIQUIを新発売し、全天球映像を楽しむアプリIQUISPINをリリースしています。
今年、ヒト・モノの動きが制限された中でフルリモートによる量産立ち上げを経験したベクノスがどのようにプロダクトを生み出してきたのかを中心に、変容していく時代において、時代に適応したイノベーションへのチャレンジを紹介します。
ハード・ソフト両面において発想~開発設計~量産化~発売までの軌跡をたどり、それを成し遂げた経営コンセプトやチームについて実例をお話します。