リソース不足を解決するための選択肢

まずはじめにリソース不足を解決するための選択肢について解説します。リソース不足を解決するためには大きく4つの方針が考えられます。自社の状況に合わせて、今取るべき選択肢は何かを考えていきましょう。

業務の削減

• 業務の棚卸しを行い不要な業務を削減することで、重要な業務にリソースを集中する
• 業務の優先順位を見直し、低優先度のタスクを最小化する

業務の効率化

• プロジェクト管理ツールを活用して効率化を図る
• 自動化ツールやマーケティングオートメーションツールを導入して、直接手を動かなくてもよい業務を作る
• 業務フローの見直しと最適化を行い、効率化を図る

人員の増加

• 必要なリソースにあわせて人員を確保し、チームの負荷を軽減する
• 要件に応じた適切なスキルセットをもつ人材を採用する

アウトソーシング

• マーケティング支援の専門会社へ業務委託する
• 特定の施策やプロジェクトを外部委託し、社内リソースを有効活用できる状態を作る

信頼できるパートナー選び

ポイントは、「アウトソース」によって、ベンダーやステークホルダー対応からの開放を目指すことです。包括的に委託できるパートナー（マーケティング支援会社や代理店）を見つけることができれば、これまでの取りまとめ業務が1社とのやり取りのみで済むようになります。それによりリソースを確保し、結果としてコア業務に集中できる環境を作り出すことができます。

ただしパートナーとして信頼できる企業を選ぶには、自社の方針や施策に合わせて一緒に寄り添い、考えや想いを共有しあえるようなマーケティング支援会社や代理店を見つける必要があります。やみくもに代理店を探すのではなく、選定の指標となる自社の課題を明確に把握し、優先順位を定めましょう。

ここで注意点として気をつけるべきは、あくまで必要な社内リソースが整うまでの一時的なアウトソーシングであることを理解し、将来的に内製化する計画を立てておくことです。アウトソーシングありきでの体制構築は本質的な解決ではないため、社内での知見として吸収し横展開できるように心がけておくことが重要です。

信頼できるパートナーを選ぶために、猿人では代理店選定の際の7つのポイントを提唱しています。ぜひ参考にしてみてください。

1. 自社ビジネスへの理解と提案力
2. 過去の実績と信頼性
3. 専門性/網羅性：特定分野の専門知識と幅広いサービス提供
4. チームのスキルセットとリソース
5. 予算に対する見積もりの適正度
6. スムーズなコミュニケーションと信頼関係の構築
7. サポートとアフターケア

猿人のBtoBマーケティング支援

『猿人』は、IT企業向けのBtoBマーケティング支援における豊富な経験とノウハウを活かし、御社の製品・サービスの認知獲得やリード獲得を実現しています。

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まとめ

後編ではリソース不足に対する解消法と私たちがお勧めするパートナー企業の選び方について解説しました。

リソース不足はどの企業でも陥りやすく、放置してしまうとその後のマーケティングプロセスが滞ってしまう深刻な問題です。
だからこそリソースに関する課題を解消するための社内方針をすばやく意思決定し、実行に移していく必要があるのです。適切なパートナー選びさえできれば、アウトソーシングに頼ることは必ずしも悪いことではありません。うまく活用しながら、マーケティング活動を効率化していきましょう。

次回の実践編では、弊社が提供する業務効率化のための資料のご案内と、弊社の実際の取り組みについてもご紹介したいと思います。