2020年 年頭“直”感

宇野 浩二

新年あけましておめでとうございます。

年末年始は「令和、令和」といたるところで目に耳にしましたが、昔の彼女が「令(れい)ちゃん」「和(かず)ちゃん(ちゃん付けしてなかったけど)」だったので、ふたりを鉢合わせたらどうなるんだろうと、ひとり想像した新年号でした。

昨年は例年にも増してたくさん働きましたので、12月半ばには一足早く冬休みを頂いてアジア周遊の旅に出ておりました。アユタヤいったり、アンコールワットいったり、いろんな世界遺産を観てきました。すぐ飽きましたけど。人が多いし、暑いし。しかも日本から電話ガンガンなるし、お客さんは自分が冬休み入る前にこっちに仕事丸投げしてくるしで、場所は変われど、結局メールとパワポ漬けで。
けど、今年はオリンピックありますからね。夏はがっつり休んでやりたいと思っています。

さて、昨年の振り返りと2020年のやわらかい目標みたいのを書いてみたいなと。
(最後まで読んでいただかないと変なやつという印象しか残らないので最後まで読了お願いします)

2019年 年頭“直”感

一億総スキルアップ

アベノミクスの「一億総活躍」をモジってみまして。2019年はおかげさまで好調で猿人に新人がたくさん入りました。私とてもケチなもので人を入れるの嫌だったんです。だって給料払わなきゃならないでしょ?どうなるかわからんやつに300万円の年収を払うんだったら、できるやつに1000万円払って効率よく稼いでもらった方がいい。人数少ない方がマネジメントも楽ですしね。無駄な経費も少ない。
そんなシャチョーの会社が30人近い会社になったというのだから驚きです。なので、ぶっちゃけ現状は個人のスキルの差が激しい。まだお客さんに向けられないやつもいます。そんなやつらをどうやって早く一人前にするかが目下の課題です。
普通の会社ですと上司が責任をもって、とか、部内の教育体制をしっかり、とか、考えるんでしょうけど、猿人のやつらはお客さんのことと自分のことしか考えないんですよ。なので、ゼロベースの新人に時間やリソースを割くのがなかなか難しい。そうなると新人君は不安になっちゃうので、外部に教育体制を整備しようとしています。

よくある有償の教育コンサルとか、外部教育研修とかではなく、我々の最終結果が体験できる同業のイベント会社や協力会社にお願いしてぶちこんじゃうんです(3か月間くらい出向で)。で、そこでイベント現場のイロハを学ぶ。で、猿人に戻ってくると成長スピードが速いんです。
そこに猿人の猿人たる心意気やサービス精神、業務領域が注入されると、グングン伸びる。(←こっちの教育はみんな得意)

積極採用しています

ということで、いろんなエージェントやツールを使って積極採用をした2019年でした。もちろん2020年も継続していきます。採用の目的は企業規模の拡大や利益目的ではなく、「属人化の解消」にありました。猿人の課題としてクライアントや案件情報の属人化・所有化ということがあります。過去、クライアントをひとりで担当することが多かったケースでは、その担当が何かしらの事故で出社できなくなったとしたら、そのクライアント案件が止まることになる。代理店としては絶対に避けなきゃいけないケースです。いまではチーム制もだいぶ形作られ、情報共有の仕組みも出来上がり、属人化はかなり解消されてきました。前はお客さんからもよく言われましたもん。「もうひとり担当つけられないですか?」って。
実は最近まで私は採用面接に参加させてもらえなかったんです。面接するとみんなよく見えちゃうんですよね。全員採用にしたくなっちゃう。なので社員から面接室立ち入り禁止になっておりました。が、それも解禁になり、いろんなひととお話しできて楽しいですねー。

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超民主主義時代へ

そんな流れの中、2020年、猿人は細かいチーム制になりました。2~3人のチームをつくって、それぞれに個性と強みを持たせると。基本的にはクライアント毎に振り分けていく感じですね。大型案件はチーム合同でプロジェクトチームをつくることもあります。若いやつだと25くらいのやつがチームリーダーになってゴリゴリお客さんとやり取りして案件進めているのでとても頼もしいです。昨年までは十数人が2チームに二分されて、それぞれにマネージャーがついていたのですが、チーム細分化の方が圧倒的に意思決定が速い。自分の考えでクライアントと話を進めるし、社内ネゴも、上申もしてくるので、情報伝達も早いですし、成長も早い。
この形が本当にうまくいくかはしばらく様子見ですが、この細分チームから将来の猿人を動かす人材が育つことを心から願っています。


猿人は4月が年度末になるのですが、いよいよ年間数字がみえてくる頃になりました。
おかげさまで、と、本当に今年は社員みんな頑張ったので、数字だけは昨年を大きく上回りそうです。
また、数年前は売上比率の90%が展示会などのBtoBイベントだったのが、時代の流れもあって、デジタルやコンテンツ制作、メディアのお仕事がかなり増えてきて、業務範囲もかなり広くなりました。マーケ担当のご要望にもかなり応えられる知識と体力/メンタルがついてきたように思います(体力とメンタル自信あり)。
目標数字を設定しといてなんなんですが、お客さんは猿人の売上目標なんて関係ないし、社内状況なんかどうでもいいわけですから(でしょうから)、われわれは、顧客満足のモノサシと社内数字のモノサシを両方クリアしていかなければいけないわけです。数字が圧倒的に目標を超えていたとしても、お客さんがそのパフォーマンスに満足するとは限りませんし、顧客満足を優先して、赤字連発したら会社潰れちゃいますし。要領よくやっていかねばなりません(まぁどこの会社も同じかもしれませんけど)。

ということで、来年の今頃には新人も戦力となり、パワーアップした猿人をご紹介できると思いますので、どうぞご期待ください。

本年もお付き合いの程よろしくお願いいたします。


To 猿人のみんな、今年もブラックにがんばろうぜ!
Dear. 協力会社のみなさま、今年もいっぱい飲みにいこーぜ!

宇野@猿人

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